河童忌 [汗牛充棟]
『羅生門』『ある阿呆の一生』『杜子春』『地獄変』・・・・
私が好きなのは、そうだなぁ『舞踏会』『蜜柑』かな。
あの世で「ぼんやりとした不安」や「人間のエゴイズム」から、
あなたは解放されているのでしょうか。。。
芥川龍之介。
生まれは東京。現在の銀座・築地・月島界隈だったらしい。
現在の都立両国高校を経て東京大学へ。専攻は英文学。
大正時代を生きた短編小説家として知らない日本人はいないだろう。
彼も梶井基次郎同様、神経衰弱、腸カタル、胃潰瘍に悩み苦しんでいた。
作家デビューのきっかけは、文豪・夏目漱石に才能を見出されたことは有名な話。
その芥川の命日が今日、7/24である。
今から82年前である。
1927年7月24日未明、友人にあてた遺書に「唯ぼんやりした不安」との理由を残し、服毒自殺。
35歳という若さでした。後に、芥川の業績を記念して菊池寛が芥川賞を設けています。
35歳かぁ・・・もったいなぁーってあの世で本人が思ってくれているといいんだけど(笑)
命日名になった『河童』という小説は、社会や人間を痛烈に風刺した作品であると同時に
芥川の自殺の動機を考える上でも重要な作品の一つと言われている。
芥川の晩年の代表作。副題に「どうか Kappa と発音して下さい」という、ちょっぴり不可解
な言葉が付されています。
どんなに苦しくても、
どんなに辛くても、
どんなに悔しくても、
どんなに絶望しても、
それに支配されてはいけない。
苦しみや辛さ、悔しさや絶望感を
力にして、作品としてもっともっと生み出してほしかったな。
こういうの、何年経っても悔しいんだよね。
根に持ちすぎ?!(笑)
芥川を巡るなら、田端界隈。
そのうち、カメラを持って散策してみたい。
お墓は慈眼寺。元々は日蓮宗で立野山慈眼寺と称します。
慈眼寺を訪ねるには巣鴨駅から行くとよいようです。
染井霊園をすぎて「振袖火事」で有名な本妙寺の裏手に慈眼寺はあります。
芥川龍之介の墓石は本人の遺言により愛用の座布団の同じ形と寸法で作られている
んですって。すごいですよね。この墓は一度見ておきたいなぁ。
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by Lloyd (2018-03-01 12:37)