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ぶつけようのない怒りの内実。 [おソ松☆Babies]

この日のことを私はきっとずっと忘れないと思う。

ファイターズ屈指の双子エースSuica姉妹。
「内面化」を他の子より早くより余儀なく迎えた,自己確立志向の高い若者です。
武道を好み,読書を愛する二人はそれぞれの「個」の確立を目指して,文武両道を銘打った
(だけの)弊社に入団したそうです。

そのうちの⑥Suicaちゃんから今日メールがありました。
「某短期大学に進学します」と。
それ以外何も書いてありません。「何か」を期待していたのではなく,
そのメールからは心の底から実感できる「達成感」や「喜び」を感じなかったからです。

私は“あの日”の彼女の姿を忘れられません。
今日のメールを読んで,私はあの時の感慨は間違っていなかったと確信しました。

⑥Suicaのあの怒りは,自分の不甲斐なさへの怒りであり,私たち大人社会への怒りであると。
この話を聞いた指導者たちは一様に驚き,半ば信じてはいないと思います。
へたすりゃ,今回の彼女の結果は「私」の責任であり,「彼女の自己責任」「保護者の自己責任」
くらいに云う人もきっといるでしょう。私の責任はあって当然です。しかし,責任を子ども自身や保
護者に何もしていない指導者たちが押しつけるのはいかがなものでしょうか。

「オレは何もしてないからカンケーねぇしな」と,彼女の担任はいとも容易く言います。

入学以来,トップ校が不合格だったために二次募集で入団してきたお宝のような存在だった
Suica姉妹。周囲のいい加減な大人から無責任な期待をかけられるだけかけられてきた子たち
です。彼女たち曰く,「1年の時にはとにかくフカキ●ンがやたら,期待の星だ!とか初志貫徹しろよ!
とか職員室に行くたびにイヤで,行かなくなった。実際のフカキ●ンの授業は最悪らしいし,先生はみ
んないい加減だと信じて疑わなかった」と。

私は彼女に会わせる顔がありません。
嘘でも,⑥Suicaが「卒業式で会いたいです」と云ってくれたことは嬉しい。
でも,今の私でいいのか。今の私のことより,もっと先をこの子たちにはもう見ていてほしい。

私の,⑥Suicaへの返信
「内部進学で,短大⇒4年制への転学を視野に入れて勉強してください」。


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