蕾ほころぶ

最近の大学入試は，今の大人たちが受験生だった頃とはかなり大きく様変わりしています。
年々変わるので現場では生徒も先生も情報に追い付くのに大変です((+_+))

背景には少子化によって，大学の募集人数より受験者数が少なくなっているために，各大学が生存競争の中でなんとか学生数を確保しようとさまざまな入試方式を打ち出していることなどがあります。

ちょっと前なら，同じ大学をよくて２回くらいしか受験できなかった。あるいは大学受験は一発勝負というイメージが強いと思います。しかし今の入試は，同じ大学を，学部を，何度も受験できるし，得意科目２科目で受けられる，何科目か受験して得点の高い２科目で合否を決めるなど，受験生にとってはかなりおいしいシステムだらけなのです。

昨年度も某Ｔ京大学を学部や受験科目を次々と変えて10回目でやっと合格したという生徒がいました(-_-;)　１回35,000円の受験料ですが，ここもやはり各大学分かっているようで，複数回受験すると２割引きとか特割制度があるのです・・・バーゲンセール並ですな（笑）

とはいえ，こんな制度を実施している大学は難関・上位校以外の大学です。
やはりそこはプライドがあるというか，そんなことしなくても定員割れはしないという自信でしょう。
とはいえ，不況の影響は少なからず出ていて受験者数はどこも下がっているようです。
それでも，東大は30倍だもんね。。。というか不況で少子化だからこそチャンスとも云える。
それに東大は去年あたりから大学説明会とかしだしたもんね。危機感はちゃんと持ってる。

つまり，今はむしろ大学受験はチャンスなのです。
倍率が軒並み低い。特に国公立大学。一部を除けば，5~10年前に比べたら，断然入り易くなっています。ちょっと勉強して，受験モードに乗ればチャンスは結構あるということです。この不況下にあって，学費を考えると私立大学に比べたら国公立大学の方がいいに決まっています。しかも私大に行った先に就職口ナイとなると・・・・・こうした社会背景を知ってか知らずか，弊社のような「中の下」くらいのレベルだと大学行くなら「推薦」「ＡＯ」，しかも地元市内からあまり遠くない所。それがダメなら専門学校の「推薦」「ＡＯ」と楽な方，楽な方へ，でもお金のかかる方へかかる方へと流れます。どうも京の高校生は地元志向が強すぎる傾向があります。これもまた都内でもあまり遠くても交通費が・・・という不況を背景とした切実な問題が出てくるわけです。

そんな受験事情のさなか，２月になりました。
少しずつ数少ない受験生の結果が出てきます。
今頃出る合否は大抵が「滑り止め」ですけどね(^ー^* )♪
それでも朗報は嬉しいね。自信になるだろうし。
ひとまず⑥Suicaが某私立女大に，大ちゃんがＴ京科大に，るりちゃんＴ京大に，
それぞれ合格しました。

今はまだサクラサクではなく，蕾ほころぶといったところでしょうか。