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Expiations [業務日誌]

自分たちで一方的に,なんの説明もなく主導権を持って行きながら,
自分の手に負えなくなったら「狂ってる」だから「手を出したくない」という。

これは教育なのか?

生徒の病症は半年後には「心因反応」に変わっていた。
幅を持たせられるくらい良くなったのだろうと推察されるが,説明している担当者でさえ
うまく症状や病気の意味を理解していない,あるいは知ろうとしていないのかとも思える
うろたえぶり。

あの心配しすぎはかえって良くない影響を及ぼすのではないか。
すでに件の生徒とは半年近くメールで話をしている。

波はある。
多いときは1日に30~50通。少ない時は2週間に一度あるかないか。
しかし,この半年体調が悪いとか,気分がすぐれないと訴えてくることがなかった。
この子の性格も過分にあると思うが,強気で我が儘な部分が強く現れる時もあれば,
薄らぐ時もあった。

一番酷かった時に比べると,この子の表情に“充実感”が日に日に現れてきたと思う。
進路を考えられるようになったあたりからメールの内容も変わってきた。
漠然としていたものが,3学期に入ってからはより具体的になっていた。
そのために,志望する進路に沿ったバイトも始めていた。

この生徒と私の間のことは,おそらく担当者らにはきっと最後まで理解できないだろうし,私とこの子が
ここまで一定の距離を保ちつつ,長く“つながって”いたことは,担当者らにしてみると疑問や疑念も持
つだろうし,不都合な事実になるのかもしれない。

過去を肯定していく作業がこの子には必要だと思っている。そのためのメール交換だと思っている。
メールやたまに会って立ち話や,打撃部屋での面談?を通してもかなり順調に,ゆっくり上向きだ。少
なくとも私よりちゃんと投薬しているし,私より波は少ないようだ。きっとこの子を取り巻く家庭環境が落
ち着いてきて,本来の良さを取り戻しているのかもしれない。

確かに油断はできないが,概ね良いと思う。
11月ごろには自分で専門学校に問い合わせて,説明会や見学にも足を運んでいるのである。
この順調さに少し私が絡んでいるのが担当者らにはちょっとお気にに召さないのだろうか。
相変わらず何も行っては来ない。こうやって井蛙の状態の中で都合の良い解釈や理解をするしかない
のはもはや仕方がないというか,これが弊社の体質の1つなのだろう(w_-; ウゥ・・・

そして,結局この生徒は担当者らの思うように快復しなかったと判断されたのか,もう面倒になったの
か(よくあるパターンですw),最終的な担当チームの結論は

「狂ってるから必要以上に手を出したくない」。

当人や家族が聞いてないからといって,公の会議で言う発言だろうか。
これは日本の中央自治体の進んでいるという現場ではよくあることなのだろうか。
今後,同じケースは「狂ってる」で済ませていいのか。
担任でもないのに,最もこの生徒を囲い込んで,本来の担当者からも切り離し,話をする時間を
作って,守りに守ってここまで来て,それでよくなったんだなぁと思っていたのに。

なのに最後の最後で,これである。

憤りという言葉では足らないものを感じてしまった。


いちばん不幸なのは誰だろうか。
これは公教育だろうか。


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