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こけし [業務日誌]

今や小学生まで普段からお化粧をする時代だと。
生徒指導の中でも女子の化粧はすでにもぐら叩きゲーム状態 ┐(´ー`)┌

 


キャリアの長い子から高校に入ってからという初心者まで,
成績の良し悪しもほとんど関係なくなっている。
とはいえ,指導の仕方次第なんですけどね。

私立に勤めている時は,教員一人にクレンジングシートを与えてくれるところもあった。
あるいは,職員室に呼んでその場で落とさせるところもあった。
しかし,京立ではそれは「人権」に関わるという理由とかで,そこまでしないそうだ。
唯一,体育教官室にはクレンジングクリームがあるが,これはプールの時くらいだそうだ。

だから化粧指導は口頭のみである。
つまり,指導力が問われる。

男性教諭はオンナの化粧はあまりよく分からない,と言い訳して消極的だ。
もちろん,一歩間違えばセクハラと言われかねないというのもあるそうだが,
要するに「指導力」の問題ということだ。
男性教員だってちゃんとデキル人はなんぼでもいる。
女性で全然ダメな人もいるしね。

学校で化粧はダメと決まっているのだったら,ダメなのよ。
それが分かって入学してきているはず。それが前提だ。
すくなくとも高校は義務教育ではない。
とはいえ,公立だからきちんと指導の上,進路を保障するというのが公立教育の本質なのでは
と私は考えるのです。

が,しかし。

こうも教員間で指導や考え方が一環していないと,結局ちゃんとやっている先生が損をするのです。
しかも年々,化粧も流行ものなので指導が難しくなっています。

その中で,3年に「モガ」という女の子がいます。
彼女もまた化粧女子です。しかもキャリアが長い!
これがまた実に見事なお化粧です。おそらく,今まで見た中でいちばん上手だなぁとこちらが感心するくらい。ぶっちゃけ,キレイなんですよ。彼女は性格もさっぱりしていて,それでいて天然で,でも見てるところはちゃんと見ている子です。だからこの1年,なんどとなくさまざまな場面でモガの化粧を注意してきましたが,この子と嫌な雰囲気になることはまずなかったと記憶しています。怒っているんだけど,最後は笑い話で終わる・・・3学期に入ってからはもう私の方が折れた感じです。というか,かえってモガの化粧をネタに授業を盛り上げさせてもらうことも( ̄w ̄) ぷっ

モガと松の会話はちょっとした漫才である。

松「一度でいいからすっぴんになって学校に来い」
モガ「ムリ!全然顔違うから」
・・・・・「(´へ`;ウーム
松「どれほど違うのか」
モガ「自分だと誰も気づかないくらい」
松「そんな嘘ばっかし!!」
モガ「すっぴんでバイト行った時,店長が通りすぎたもん」
松「彼氏からはなんて言われんねん。」
モガ「すっぴん禁止って言われた」
松「( ̄◇ ̄;)???」
モガ「最近は目が慣れたらしいけど(▼-▼*) ♪」
松「なんじゃそら。そこまで違うと整形とか言われるんちゃうん?」
モガ「親戚にはもう疑われた(爆)・・・疑惑が流れたし」
松「(w_-; ウゥ・・・」
周囲 ワハハヽ(^▽^)人(^▽^)人(^▽^)ノワハハ
松「化粧落としたらどんな顔になんの?」
モガ「えーっ もう全然イケてないってか ブス! もうムリって感じ・・・先生きっとわかんないと思う。」
松「あっ,モガが欠席になってるとこはスッピンの日か!(笑)」
モガ「ひどーーーっ それはないけど,あり得るから何も言えなーい(;´Д`A ```」
松「例えると何や?」

モガ「うーん カオナシ?・・・とか??・・・あっ!こけし!こけしみたい!!

一同,大爆笑_(*_ _)ノ彡☆ギャハハハ!!バンバン!!

その日からしばらく,モガは私から「こけし」と呼ばれていたのは言うまでもありません。
卒業後,モガにアイメイクをしてもらおう予定です(笑)


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